歯の健康情報生涯を通じたお口の健康

一生を通じたお口の健康が大切です

一生を通じた健康な歯づくりは、胎児期から始まります。子どもの歯は妊娠中に形成が始まりますので、お母さん自身の健康や食事への配慮が、健康な赤ちゃんを産むためにも、また、歯のためにも大切です。
歯が生えた幼児期は、親が気をつけなくてはむし歯の予防はできません。子どものころからのむし歯予防の生活習慣が大人になってからの歯周病の予防にもつながり、やがては8020の達成へとつながるのです。

  • 胎児期

    子供の歯は、妊娠7週目からでき始めます。子供のためにも栄養のバランスがとれた食事が大切です。妊娠中は、むし歯や歯肉の炎症になりやすいので、お口の清掃に気をつけましょう。

  • 乳幼児期

    この時期に生えそろった乳歯は永久歯の健康にも関係してきます。生活のリズムの基本を確立するこの時期には、何でもしっかり食べることや、うがいや歯みがきの基本を身に付けることが大切です。

  • 学童期

    6歳ごろに初めての永久歯が乳歯の奥に生えてきます。この時期は乳歯と永久歯が混ざりあっていますので歯ブラシが届きにくい歯が多くなります。むし歯になりやすい時期です。注意が必要です。

  • 思春期・青春期

    永久歯が生え揃い噛み合わせも安定してきます。生活のリズムが崩れがちで、不規則な生活から間食なども増えお口の健康がおろそかになりがちです。歯肉炎が増加する時期ですので、食べたら歯を磨く習慣をつけましょう。

  • 成・壮年期

    仕事や家庭の多忙さから、歯や歯ぐきの異常を見逃したり我慢をしてしまいがちです。この時期に歯を失う原因は、歯周病がほとんどです。歯を失った状態は、胃腸はもちろん全身の健康にも重大な影響を与えます。

  • 高齢期

    極力自分の歯を残し、食事はよく噛んでおいしく食べたり会話を楽しんだりすることが肝心です。この時期のむし歯は歯の根の部分にできやすいです。また、ピッタリ合った入れ歯はお口の健康はもちろん全身の健康にも大いに関係します。入れ歯の清掃にも気をつけましょう。

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